私は、脱毛症歴10年、普段はウィッグを使用して社会生活を送っているHIKAです。
この記事は、『それって、ウィッグ??』って聞かれた時、どう答えるのか、経験から私の考えをまとめてみました。
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毎日どんどん抜けていく髪の毛が、ついにもう隠せる状態では無いほど、抜けてしまったのです。潔く、坊主にして、ウィッグ被った方が気持ちが楽だろうなと思ったのです。
最初はなかなか自分に合うウィッグが見つからず、外へ出る時は、帽子も一緒に被らないと心配で、出かけられませんでした。
帽子とウィッグを被るのは、とても煩わしく、長女が生まれて8ヶ月頃、以前は行っていた子育て広場や、ベビーマッサージ教室には、行く気にもなれませんでした。
そんな、私でしたが、長女が1歳5ヶ月を迎えたあたりで、ウィッグの生活にも慣れ、自分に合うウィッグを見つける事が出来ました。
そして、また、社会に出て働きたいなと思えるようになりました。
社会に出るようになってから、働ける喜びもありましたが、やはり、人の目はとても気になりました。
じーっと見られると、やっぱり髪型が不自然なのかな・・・。
と中々自信が持てず、かなりストレスが溜る日々でした。
ウィッグを使用してから2年経過した頃に、実際に、同僚の人から『かつらなん?』と聞かれた事もありました。
その時は、絶対にウィッグってばれたくない!!
その一心で、『えっ!違いますよー・・・』なんて
ごまかした事がありました。
それは、やはり脱毛症である自分が恥ずかしい、隠したい、普通じゃないなんて思われたくない、という気持ちが強くあったからでした。
10年経った今、私は、このつるつるの頭の私も好きです。
もし、このまま治らずだったとしても、きっと自分はこれからも、もっと脱毛症の自分を好きでいられると思います。
そう思えるようになったのは、このつるつる頭の自分も個性だと思えるようになったからです。
二つの姿を持っている私も魅力的じゃない!
家ではスキンヘッド!外では、ウィッグを被って、また違った姿に変身!
だから、今はもし『それって、ウィッグ??』って聞かれたら、『はい!ご覧の通りです!』と自信を持って答えようと思います。
私は、ウィッグを新調する時はやはり緊張するのですが、そんな時、『髪切ったねー!』とか『髪型変わったねー』と話しかけてくれた同僚の方には、
『これは、ウィッグなんですよー』と自分からカミングアウトするようにしています。
とっても自然!!と驚かれるの位で、大体の人が普段通りに接してくれます。
そりゃーみんながみんな完璧な健康体の人なんていないし、
目が悪くてめがね掛けてる人とか、耳が聞こえにくくて補聴器をしている人とか、
歯が悪くて入れ歯の人とか。
みんな生きやすいように色々なものが創られている。
私がカミングアウトしたことで、禿げと馬鹿にする人はいないし、逆に前よりも仲良くなれたり、私自身が生きやすい環境になって、良いこと尽くしでした。
しかし、人と違う事を変だと馬鹿にしてくる人もいるかもしれません。
バカにしてくる人はその程度の、心の乏しい方、気にすることはありません。
みんながみんな同じ人間なんていないし、その違った所も認め合って、みんな笑顔で生きていける社会にどんどんなっていけたらいいなーと思います☺
脱毛症の私も、ウィッグの私もどっちも素敵で魅力的。自信を持って生きましょう♡